乗馬用グローブの選び方
乗馬用品の中でも非常に重要な乗馬用グローブ。
乗馬用グローブを選び間違えてしまうと技術の向上どころか安全面にも影響してきます。
どうしてそんなに重要なのか、その理由は?また正しい乗馬用グローブの選び方を紹介していきます。
この記事の目次
乗馬用グローブを着用する理由
乗馬用をしている人のほとんどがグローブを着用しています。
初心者や初めて騎乗する場合は特に気にする必用はないでしょう。
体験乗馬や初心者の場合はイボイボのついている軍手で十分ですよ♪
ただし本格的に乗馬を始めたいという場合は
ぜひ乗馬用グローブの着用をおすすめします!
理由1:汗で滑らないようにする
1つ目の理由としては
騎乗中に手に汗をかいてしまい手綱が滑りやすくなってしまうのを防ぐためです。
特に暖かい日に騎乗すると
どうしても手に汗をかいてしまいます。
汗が原因で手綱がすべってしまい
一瞬の出来ことではありますが馬とのコンタクトがズレてしまい
馬への指示が遅れることもあります。
遅れるだけならまだしも
コントロールを失って危険な状況に陥ることも希にあります。
グローブをつけていれば滑り止めになりますし
またグローブ自体がある程度汗を吸収してくれますので
汗で滑ることを防いでくれます。
理由2:火傷を防ぐ
馬が一瞬思わない方向へ動いたりすると一瞬、手綱ごと体を持って行かれそうになります。
その際に手に汗をかいている場合は手綱がツルッとすり抜けてしまうでしょう。
汗をかいていない場合は
一瞬の摩擦で手をやけどしてしまう場合もあります。
火傷防止という意味でも
素手での騎乗は避け乗馬用グローブの着用をおすすめします。
理由3:防寒
冬になるとあまりにも寒くて
手の感覚が鈍り馬とのコンタクトが遅れてしまうことがあります。
防寒という意味でも
特に冬は乗馬用グローブを着用したほうがいいです。
私は以前北海道で競走馬に乗っていましたが
薄い手袋だとまったく効果がありませんでした。
本来なら馬とのコンタクトを保ったり
細かい反応を見逃さないために薄いグローブを身につけたほうがよいのでしょう。
ですが手の感覚が寒さでわからなくなってしまっては
本末転倒なのである程度厚めのグローブを利用していました。
理由4:乗馬用に作られた構造になっている
一見、乗馬用グローブはバイク用の手袋と同じような作りになっていると思われがちです。
乗馬の場合、手綱は薬指と小指そして親指と人差し指の間を通ります。
この部分に負荷がかかるので乗馬用グローブは
この部分を特に補強している作りとなっています。
圧迫や摩擦など非常に負担がかかる部分ですので
乗馬用グローブ以外の手袋を利用すると
すぐに傷んでしまう可能性が高いです。
理由5:ずれを防止するため
百均などで販売してる軍手でも体験乗馬の方は構わないでしょう。
ただし本格的に乗馬に取り組みたいと思っている場合は
百均などで販売している軍手はやめましょう。
その理由の一つとしてはずれてしまうからです。
百均で販売している軍手や
運転手用の白い布手袋には手首で固定するボタンやマジックテープがついていません。
本格的に取り組んでいる場合
グローブがズレてしまうとそれだけで感覚が変わってしまいますし
グローブが脱げてしまいそうになるので非常に危険です。
乗馬用の手袋は
大半が手首を固定できるようになっています。
中には無い場合もありますが
私は安全面そして技術を向上させるためにも
手首で固定させるグローブをおすすめします。
乗馬用グローブの種類
乗馬用グローブにはコットングローブ、革製グローブ、夏向けグローブや冬向けグローブ、防水タイプなど
素材や用途などいくつかの種類が販売されています。
それぞれの紹介をしていきます。
コットングローブ
こちらは安価で薄手なので最もよく使用されている乗馬用グローブです。
使い勝手が良い反面、消耗が早いため消耗品と考え、
何枚か常にスペアを用意しておきましょう。
また近頃ではカラーバリエーションが豊富になってきてもいますので
気分によって色を変えてみると良いでしょう。
革製乗馬用グローブ
革製品ですから
自分自身の手に慣れるまで時間がかかるかもしれません。
使えば使うほど手に馴染んできて非常に使いやすいグローブになります。
また、滑りにくいという特性もあります。
もちろん革製品としてのメンテナンスは必要です。
しっかり手入れをする事で長持ちします。
革製品の場合は馴染むまでに時間がかかりますから
大会本番までに予め慣らしておくなど準備をしておきましょう。
また、勝負グローブとして大会など大切な日に使い、
普段の練習や雨天には安価なコットングローブを使用するなど
使い分けする方法もあります。
夏向けの乗馬用グローブ
夏場は非常に暑く汗をかきます。
甲側がメッシュタイプの乗馬用グローブは涼しいのでおすすめします。
メッシュ生地の面積が広ければ広いほど涼しく感じられます。
コットングローブもおすすめします。
汗を吸収してくれますし汗で傷んでも安価なので
何枚か用意しておいて気軽に取り替えることが可能です。
コットングローブを何枚か用意しておき
使っていないグローブに関しては洗濯するなど非常に便利な一面もあります♪
冬向けの乗馬用グローブ
冬の寒い時期は薄いコットングローブ等だと、
手の感覚がなくなってしまい手綱を握っている感覚が無くなってきたりします。
冬には冬用の厚手の乗馬グローブをおすすめしますが
女性や子供の場合は握力が少ないため逆に手綱を握りにくくなってしまう場合があります。
注意してくださいね。
ここ最近では薄手でも防寒対策されている乗馬用グローブも開発されているうようです。
防水効果のある乗馬用グローブ
防水用の乗馬用グローブです。
雨天だと雨を手袋が吸収してしまったり、また革製品の場合は傷んでしまいます。
そのような時は
予め防水用のグローブを用意しておくと非常に便利です。
コットングローブを使用している場合、
冬の雨を吸収すると非常に冷たく手の感覚がなくなっていくのがわかります。
レインコートなどと一緒に揃えると安心ですよ。
以上で乗馬用グローブの素材別と用途別の紹介をしました。
次はサイズの測り方を解説していきます。
乗馬用グローブのサイズの測り方
A.中指長
B.拳周り(幅)
C.全長
【乗馬用品クラブ】で扱っている乗馬用グローブは
海外製なので西洋人向けに作られています。
そのため親指と薬指が若干長めになっています。
乗馬用グローブは男女兼用の場合がほとんどですが
しっかり採寸した上で購入する事を強くおすすめします。
乗馬用グローブは伸縮しやすい素材で作られていることが多いのですが
ピッタリのサイズもしくはサイズに迷った場合は大きめの方を選んでください。
乗馬用品クラブでは子供用の乗馬用グローブも扱っていますが、
お子様によっては手の大きい場合もあります。
その場合は大人用を使用することもお考え下さい。
そのさいはしっかり採寸した上でサイズを決めるようお願いします。
競技会や大会での乗馬用グローブ
障害競技では着用規定は特に無いケースが多いのですが、
馬場競技に関しては黒か白の手袋の着用が規定されています。
ただし大会によって規定は異なりますので
事前に大会運営事務局にお問い合わせください♪
競技会や大会など晴れの舞台で
新しいグローブを用意したくなるかもしれませんが
使い慣れていないグローブの場合はいつもと同じ感覚が掴めないことがほとんどです。
綺麗で清潔なグローブで大会に臨みたいという気持ちは非常に良くわかりますが、
普段使い慣れたグローブを使うことを強くおすすめしますよ。
最後に
乗馬用グローブは他の乗馬用品同様、
決して安いものではありません。
百均などでは安価なコットングローブを購入することは可能ですが
革グローブなどは簡単に取り替えられるものではありません。
ネットショップで購入する際には
しっかりサイズを図った上で注文するようにしましょう。
もしサイズに関して不安な点があれば
当店の女性スタッフにお問い合わせいただければ
丁寧にアドバイスをさせて頂きます。
サイズに関してのお問い合わせはこちらから ⇒ お問い合わせ
その上で届いた商品のサイズが合わなかった場合は
連絡をいただければ交換・返品を受付させていただきます。
私も以前はネットショップでアパレルや
サイズが必要な商品を購入することをためらったことがあります。
ある日、思い切って商品を購入したことがありました。
もちろんサイズをしっかり図った上でです。
到着した商品のサイズは・・・・
合わなかったのです(涙)
交換をお願いしたのですが受け入れられませんでした・・・・
非常に悔しい思いをしました。
本当に辛かったです・・・・。
結局いまでもタンスの肥やしとなって眠っています。
同じ思いをさせたくないと思い
乗馬用品クラブを立ち上げた大きな理由の一つです。
●ネットショップは信用できない・・・・
●大半が詐欺でしょ?
こんな悲しい言葉を周りの知り合いから
聞くことが多かったです。
乗馬用品クラブでは
お客様の信用を得るためにちゃんとしたサービスを提供させて頂きます。
乗馬用品クラブはこちらから ⇒ 乗馬用品・馬具の通販店舗 【乗馬用品クラブ】
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