レザー製品以外の乗馬用品・馬具のお手入れ方法
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レザー製品以外の乗馬用品・馬具の手入れ方法
乗馬用品の大半が本革でできていますが
こちらではそれ以外の同部のメンテナンス方法を紹介していきます。
レザー製品とまではいかないかもしれませんが
それでも正しいメンテナンス方法を知っておきましょう。
なぜ馬具や乗馬用品はお手入れが必要?
革製品であればメンテナンスを
必要としているのは分かるかと思いますが
それ以外の製品はなぜお手入れが必要なのか。
と思われる方も沢山いるかと思います。
レザー製品以外の馬具といえば
馬の口に直接入れるハミなどがあります。
一見メンテナンスを
必要としないように思えるでしょう。
馬は非常に敏感な動物です。
なにか不快感に思えるような
事があれば気持ちよく人を乗せてくれなくなってしまいます。
ハミの手入れ方法
なぜハミを手入れする必要があるのか
ハミに馬が食べた餌のゴミや
唾液などがこびりついています。
ハミの端に溜まってくる事があります。
汚れやゴミがたまり固くなり
馬の口角を傷つけてしまったり
馬に不快感を与えてしまいます。
ハミに溜まったゴミの中で
菌が繁殖してしまいます。
馬の口を傷つけない為や病気から守るためにも
定期的にハミのお手入れが必要となります。
またハミのお手入れと
同時に破損がないかチェックする事ができます。
ハミのお手入れに必要な物。
●バケツ
●熱湯
●消毒液
●ブラシもしくは歯ブラシ
ハミのお手入れ方法
手順1 頭絡からハミを外す
ハミを頭絡につけたまま
お湯につけてしまう人がいますが
これはNGですので気をつけましょう。
熱湯をハミに付けるつもりでも
ハミを頭絡から離していないと
頭絡の革の部分にお湯が浸ってしまい革自体が弱ってしまいます。
結果、革がちぎれたりして
騎乗中に破損してしまう恐れや
長持ちしないので経済的にも効率が悪くなります。
面倒くさくても
ハミをお手入れする場合は
しっかり頭絡から外してください!
手順2 お湯に付ける
頭絡から外したら、
お湯の入っているバケツに数十分入れておきましょう。
頑固な汚れや取れやすくなります。
お湯にじっくり浸して置かないと
本当に汚れを落とすことが困難です。
手順3 消毒液を入れる
汚れを落とす際に
バケツのお湯に消毒液を入れても構いません。
汚れを落とすと同時に
ハミ自体を消毒する事で効率的です。
ただし
消毒液は強いものを使わないように注意してください。
もしも強いものを使う場合でも
かなり薄めてお使いください。
私の場合は
ヒビテンのキャップ一杯を
5~6リットルのお湯で薄めていました。
薄める分には馬に悪影響が少ないので安心です。
まれに
パコマを使用して
ハミを消毒しようとする人を見かけますが
パコマはかなり強いのでおすすめは出来ません。
手順4 ブラシでこする
ハミにこびり付いた汚れが
ふやけて来たらブラシなどでこすり
しっかり落としていきましょう。
ブラシも力を込めてゴシゴシとこすってしまうと
ハミに傷がついてしまいます。
傷がついてしまうと
その部分が馬の口の中に入った時に
馬の口の中を痛めてしまいますので
ハミをブラシで擦る際には気をつけてください。
人間が馬に指示を与える大部分は
ハミを経由しての物です。
ハミに破損があった事により
馬の口の中を傷つけてしまっては
馬は人間に集中しないどころか指示を嫌がります。
しっかりお湯につけておけば
大抵の汚れは落ちるかと思いますので
思いっきり力を入れる必要はありません。
手順5 隙間に詰まっている汚れやゴミも取り除く
隙間に詰まっているゴミや汚れも
ブラシで落としていきましょう。
隙間などは
歯ブラシを利用すると落ちやすいです。
手順6 よくすすぐ
最後によくハミをすすぎましょう。
特に消毒液を利用した場合は
少しもハミに残らないようよく洗い流してください。
馬の口の中に入るものなので
注意してください。
最後に
お手入れが必要なのは
レザー製品だけではありません。
気持ちよく馬が道具を受け入れてくれるように
ちゃんと普段から道具のメンテナンスをしておきましょう。
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